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情報科学センター

法定停電時に事前に準備すること、注意点など

2022年11月11日 情報科学センター

法定停電時の情報系機器に関する注意点、準備しておくことについてご案内しますのでご参考ください。

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法定停電により、機器の故障が発生することがあります。
故障の原因は、電力復旧時の過電圧の発生による過電流です。
故障は通常は電源に直接接続された機器に発生しますが、間接的に接続された機器が故障することもあります。
また、復電時に接点部分の塵、埃による回路のショートが発生することもあります。

法定停電や点検によって停電が発生する際には、以下の項目を確認し対策を実施することをおすすめします。
UPSのようなサージ保護を行う機器の利用は、落雷等による予期せぬ過電圧?過電流にも有効です。

【確認項目】
?機器にサージ保護機能があるかどうか確認する。
?機器にサージ保護機能がない場合、サージ保護を行う機器の導入や停電前に対象機器の電源を抜くなどの処置を行って下さい。

【事前の対策?手順】
?UPS等を導入し、過電流対策を行う。UPSは入力電圧変動対策としても有効です。ご利用をおすすめします。
?停電時間が長時間にわたる場合は、UPSおよびUPSへの接続機器のシャットダウンも実施する。
?停電前に機器のシャットダウンを行っておく。(シャットダウンが必要な機器の場合)
?電源プラグをコンセントから抜く。影響を受けそうな接続(イーサネット等)も外しておくことが望ましい。
?雷ガード(サージ保護)機能付きの電源タップを導入しておく。
?電源タップ等によるタコ足配線は復電時の過電圧?過電流の原因となったり、電圧変動の原因となります。
?機器故障した場合に備えてデータのバックアップをとっておく。
?電源回路にブレーカーがある場合はブレーカーを切断しておく。
?定期的に接点のホコリ等を清掃し、劣化した電源タップ、ケーブルは使用しないようにする。
?法定停電時の手順について、手順書を作成しておく。

【復電後の対策?手順】
?電源が安定的に給電されていることを確認した上で、機器の接続、起動を行う。
?復電時の異常発生時には、発生した経路を特定し、原因の排除を行う。

■引用元『NETGEAR(ネットギアジャパン合同会社)2021年6月1日』

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