講演日：2024年6月19日

インタビュー

現在の仕事に就きたいと思った理由、きっかけは何でしょうか

一般的な就職活動をして今の仕事を選んだわけではなく、私自身が創業者の孫にあたるため、3代目として事業承継しました。

仕事の魅力、やりがい、心掛けていることを教えてください

仕事をする上で、様々なことを心掛けています。
まずは、自社の仕事が社会にどのように役立っているかをしっかりと理解し、自社の仕事に誇りを持つこと。一人で?一社で仕事は完結できないため、他力の協力を頂けるように、まずは自力で努力を重ねること。そして、「三方良し」?「五方良し」の考え方で仕事?事業を考え実践し、常に「感謝」の気持ちを忘れないことです。
自身で見つけた課題や目標に向けて戦略?計画を立て、実践し努力することで目標が達成できた時の充実感は、何事にも変え難い魅力があり、次の挑戦へのやりがいに繋がります。

難しいと感じることは何でしょうか
また、それをどのように解決していますか

近年は自身や自社を取り巻く環境変化が大きく、一人?一社だけでは解決できない課題も増えています。日々新たな課題対応に追われることが多いため、長期的な目標?目的に対する実践が後回しになることに不安を感じています。そのため、周りの協力者(従業員?顧客?協力会社?行政等)を頼り、共通の課題に対しては連携形態を構築することで、共創?協働的に課題解決に挑んでいます。これまでに多くの方や多くの関係先からご支援?ご協力をいただいたことで、今日まで過ごせています。

この業界を目指す学生や、就職活動を控える学生（業界問わず）へのアドバイスをお願いします

製造業に関しては、「本当にモノ作りが好きか？」が一番必要なことだと考えています。
どんな業種であっても、自身が「その業種のどのような業務に興味があるか」をしっかりと見極めることが必要です。興味のある会社（業種）があれば、ネットの情報だけでなく、必ず現地?現物をしっかりと確認して、もし機会があるならば事前体験（職場体験?見学会?アルバイト等）をすることが重要だと考えています。

今回の講演で学生の皆さんに一番伝えたかったことは何でしょうか

就職はゴールではありません。社会人としての新たなステージが始まる節目に過ぎません。人生は長いので、自身の人生設計をある程度計画して、目標の大小は関係なく、節目事の目標を見つけてチャレンジしてください。つらいことや苦しいことに遭遇することもあると思いますが、周囲から様々な協力を受けながらも乗り切って、「感謝」の気持ちを育みながら、有意義な人生を歩んでいただきたいです。