講演日：2024年4月17日

インタビュー

現在の仕事に就きたいと思った理由、きっかけは何でしょうか

もともとは大学卒業後、高校教員として勤務していましたが、祖父である先代社長が５０年続けてきた歴史ある会社をさらなる世代に繋いでいくため、異業種ではありますが建設業に飛び込みました。

仕事の魅力、やりがい、心掛けていることを教えてください

クレーンや足場は家が建つときになくてはならない大切な存在です。家が完成した時には足場やクレーンはその場に残りませんが、安全第一で施工できた証として「そこに家が建っている」という誇りが確かに感じられます。大切なお家が建つ過程で、事故や災害はあってはならないので、職人の品質技術力向上やお客様に対するマナー?礼節も心がけて、日々現場で不可能を可能にし続けています。

難しいと感じることは何でしょうか
また、それをどのように解決していますか

３K(きたない?きつい?きけん)が印象として残る建設業ではありますが、各業界課題は様々あると思うので、我々は課題と向き合うために『やりがいと誇り』を全面的に社会に向けて打ち出していこうと心がけています。私たちの会社では「かっこいい?稼げる?(自分が)変われる」を新３Kと定めて、従業員一同、楽しく明るく前向きに困難と立ち向かっています。

この業界を目指す学生や、就職活動を控える学生（業界問わず）へのアドバイスをお願いします

しんどいことはどの業界でもあり得ます。教師は教師のしんどさがありましたし、建設業は建設業のしんどさがあります。ですので、『しんどそう』で就職の選択肢を狭めるより、『やりがい』をみて職業選択をしたほうが選択肢が広がると思います。週休や目先の給与形態にとらわれることなく、まず自分がやりたいことが何なのか明確にすることが一番大事かもしれません。ワンポイントアドバイスですが、休みの週２日間に充実を見つけるための仕事探しより、週５日の仕事にやりがいや成長が持てる仕事探しをすることが人生を豊かにできると思っています。

今回の講演で学生の皆さんに一番伝えたかったことは何でしょうか

建設業に来いとは言いません。ですが、今回の講演を聞いて、こんな世界もあるんだと選択肢を幅広く持ってほしいです。皆さんには皆さんの夢があります。しっかり夢を追いかけて、実現していってください。ですが、あるとき、自分の夢が建設業に変わったら、その時は一緒にお仕事しましょう。その時まで私は、建設業を、もっと明るく楽しいやりがいのある職業に成長させていきます。お互い頑張っていきましょう！！