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学生に読んでほしい本 2008年度

図書館活動

学生に読んでほしい本2008

教養部

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
東好男 コミュニケーション力 齋藤孝 総論としてのコミュニケーションを論じた書籍ですが、実際の内容は具体的で、知的な会話力を獲得するための道筋が分かりやすく述べられており、優れたコミュニケーション論の一作と考え、一読されることをお薦めいたします。 一覧へ
岩本勲 韓国併合 海野福寿 日韓?朝関係の原点としての「韓国併合」の基本問題を抉る好著。
佐藤克彦 自然界における左と右(初版) マルティン?ガードナー 自然界における対称性および非対称性について明快にかつ、わかりやすく書かれており、自然科学および自然への知的好奇心を持つきっかけになる(かもしれない)良書。
自然界における左と右(新版) マルティン?ガードナー
樋口忠成 ローザ?パークス ダグラス?ブリンクリー バスの席をかわらなかった。黒人女性のひとつの行動からアメリカの変革が始まった。
水口和野 理系思考 : 分からないから面白い 元村有希子 短い文の中に社会と科学の関わりが見えてくると思います。

人間環境学部

文化コミュニケーション学科(文化環境学科)

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
浅井伸一 人にはどれだけの物が必要か : ミニマム生活のすすめ 鈴木孝夫 この言語社会学者のミニマム生活を参考にして自身の飽食の日常を反省したい。 一覧へ
桂川光正 ヴィクトリア朝偉人伝 リットン?ストレイチー 伝記とはこんなにも面白いのかと、誰しも驚くだろう。まずはナイチンゲールの章から。
河村厚 新編銀河鉄道の夜 宮沢賢治 名作「銀河鉄道の夜」をはじめ、どの年になっても繰り返し別の(より深い)読み方ができる作品が収められている。人生の究極の問題が童話の形で読める。
中川晶 社会的ジレンマ : 「環境破壊」から「いじめ」まで 山岸俊男 目からウロコが落ちるような一冊。人間環境学部の学生にお勧め出来る。
日高なぎさ 道をひらく 松下幸之助 「道」という文章を通して、誰もがかけがえのない大切な存在であることを認識して、自分の今後の人生を大切に歩んで欲しいので選びました。

生活環境学科(都市環境学科)

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
金澤成保 まちづくり教科書(全10巻) 日本建築学会 都市計画を地域の物的環境にとどまらず、社会、経済、自治、文化など広くとらえ、「まちづくり」の視点から、主なテーマごとに書かれた入門書。 一覧へ
1.まちづくりの方法
2.町並み保全型まちづくり
3.参加による公共施設のデザイン
4.公共建築の設計者選定
5.発注方式の多様化とまちづくり
6.まちづくり学習
7.安全?安心のまちづくり
8.景観まちづくり
9.中心市街地活性化とまちづくり会社
10.地球環境時代のまちづくり
菅原正孝 自主独立農民という仕事 : 佐藤忠吉と「木次乳業」をめぐる人々 森まゆみ 仕事の楽しさ、酪農や農業への憧れをひきだしてくれる。
田中みさ子 環境と文明の世界史 : 人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ 石弘之,安田喜憲,湯浅赳男 文明の興亡と環境問題の関係を知ることで今までと違った視点が得られます。
花嶋温子 音楽を「考える」 茂木健一郎, 江村哲二 中学生の時、私はラジオから流れるフルートの音にいきなり涙がボロボロとこぼれるという不思議な体験をしました。この本はその謎を解こうという人たちのお話です。

スポーツ健康学科

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
内村直也 スラムダンク勝利学 辻秀一 マンガ「スラムダンク」の一場面を抜き出し、勝利について学生にも分かりやすく解説されている。この本は人生哲学書でもある。ぜひ、読んでください。 一覧へ
大槻伸吾 感動的名作バスケ漫画「スラムダンク」を題材にして、人生への取り組み方をスポーツドクターの視点から伝えている。
佐藤真治 パッチ?アダムスと夢の病院 パッチ?アダムス パッチが夢見た医療を、僕も心臓リハビリの世界で目指しています。ロビン?ウイリアムス主演の映画も最高!
正見こずえ 魂にメスはいらない : ユング心理学講義 河合隼雄,谷川俊太郎 自分自身や物事を客観的に見れたり、考えたり、見つめ直したりさせられる。そんな本です。

経営学部

経営学科

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
齋藤雅子 世界の会計学者 : 17人の学説入門 ベルナルド?コラス 原著は、昨今の会計学領域において支配的な実証研究の意義や方法論を整理し、今後を展望する有益な書物である。 一覧へ
孫銀植 2009年国際会計基準の衝撃 橋本尚 本書は、会計とは関わりの少ない方々にも分かりやすく平易な言葉を用いて、多くの方々が日本の会計現状を正しく理解されることを願っていますので推薦させていただきます。
遠原智文 組織戦略の考え方 : 企業経営の健全性のために 沼上幹 日本の企業が陥りやすい罠について、平易な文章で警鐘を鳴らしている本です。
山ノ内敏隆 逝きし世の面影 渡辺京二 日本社会は、現在大きな混迷の中にあります。このような時代に、逝きし日本から学び、未来への活力を学ぶための一冊である。戦後日本の知識人は、江戸を否定し、西洋を天国としてきた。その結果が現在の日本の姿である。本書は江戸時代の日本の美徳を数多くの日本を来訪した西洋人の文献を基礎の述べられている。

流通学科

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
井上寛康 自分の中に毒を持て 岡本太郎 これは学問の本ではありません。もし大学生活でやる気があまり出ていないなら、それを吹き飛ばす力があります。 一覧へ
岡田康司 千年、働いてきました : 老舗企業大国ニッポン 野村進 日本企業について、世界に比類無き連綿たる伝統とさらなる成長への意気込みが具体的に語られている。
鈴木雄也 低度情報化社会 コモエスタ坂本 大量のモノと情報にあふれる現代を読み解く上で一読をすすめます。
福森徹 江戸時代 大石慎三郎 江戸時代を見直すのにちょうどよい本

経済学部

経済学科

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
伊藤誠 はじめて読むC言語 : プログラミング環境のスタンダード 蒲地輝尚 古い本だが、プログラミング言語の体系が丁寧に解説されていてC言語の入門者にも分かりやすく、理解しやすいから 一覧へ
上野達雄 大人の見識 阿川弘之 最近品格についての本が多いが、いづれも平凡で、この本はすぐれている。
岡本哲朗 クルーグマンミクロ経済学 ポール?クルーグマン, ロビン?ウェルス 経済学部の学生としてこの程度の知識は必須と思います。
加藤道也 戦後の日本経済 橋本寿朗 自らの経験と研究成果から日本経済の変遷と展望を鋭く描いている。

国際経済学科

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
王京濱 経済大国中国の課題 : 国情報告 胡鞍鋼 経済大国として台頭しつつある中国は世界にどのようなインパクトを与えるのか、直面している課題を客観データに基づく分析、2020年までの発展戦略のシナリオを簡潔明快に提示する 一覧へ
木村清美 希望学 玄田有史 日頃なにげなく使われることば「希望」を科学的に分析している。
桐生稔 蒼穹の昴(全4巻) 浅田次郎 崩壊直前の清朝で、最後の科挙試験に合格して清朝高官となった梁文秀と糞拾いの貧民から宦官高官になって清朝皇帝の側近となった李春雲を中心に変革期の中国を描いた小説です。清朝から中華民国へ移行する激動の時代を生きた中国の先人たちの物語です。とくに中国の留学生諸君に勧めたい。
本田雅子 なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのかどうして、日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか ケンジ?ステファン?スズキ 年金、格差、教育、医療、環境などの社会経済問題を考えるきっかけにして欲しいから
本山美彦 世界を不幸にするアメリカの戦争経済 : イラク戦費3兆ドルの衝撃 ジョセフ?E.スティグリッツ アメリカの経済学者の中にもリベラルな考え方をもっているスウェーデン銀行経済学賞受賞者もいる。

工学部

機械工学科

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
大橋美奈子 Flowers for Algernon Daniel Keyes 自分の変化、周囲の変化への困惑描写が鋭い。 一覧へ
大畑富相 俺が、つくる! : 世界一の職人岡野雅行 岡野雅行 日本の技術を支えている小企業の職人のこだわり不可能を可能にする行動力を理解して欲しい。
小堀修身 読むだけでわかる数学再入門(上下) 今井博 数学を勉強しようではなくて、あの公式はこうしてできているのか!とか、今まであまり考えずに鵜呑みにしていた公式などの背景が理解できます。活字を目で追いかけていくだけでも楽しい読み物となるでしょう
櫻井惠三 ライフサイクルデザインのための組立性?分解性工学 山際康之 資源の枯渇や地球温暖化など環境問題が大きく指摘されている現在、工業製品の開発や製造に携わるためには、開発の段階から簡単に組み立てられて、解体できる製品を設計しなくてはならない。この本は、具体的にその方法を詳しく解説している。

交通機械工学科

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
入澤毅 理科系の作文技術 木下是雄 理科系の学生には実験や卒業研究で報告書の作成が求められます。より良い報告書を書くためにも、参考に一度読んでみてください。 一覧へ
大仲英文 オートメカニック(雑誌) 図書館で購入していない雑誌ですので、本屋さんや公共図書館で入手してください。 ためになるから。

都市創造工学科

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
飯田毅 大地の川 : 甦れ、日本のふるさとの川 関正和 私の大学同期の関さんが書いたもので、がんをわずらい若くして死去しましたが、日本で、自然に親しめる川づくりを官側として先駆的に唱えた技術者の考え方、活動がまとめられていて是非、これからの工学部の学生に読んでもらいたい本です。 一覧へ
大島秀樹 オトナ語の謎。 ほぼ日刊イトイ新聞 雑学として、謎めいたおとなの言葉を少しでも理解することによって、社会人を理解していただきたい。
太田修 日本アルプスの登山と探検 ウェストン 日本アルプスの父といわれるイギリスの登山家ウェストンの日本滞在中の登山記録。日本の登山の先駆者たちもこの書物によって近代登山を開眼したという山岳文学の古典。
荻野正嗣 すべての道はロ-マに通ず 塩野七生 本書は2000年以上前のロ-マ時代のインフラ整備、その道路、橋および上下水道等の大土木工事、ソフトなインフラとして医療、教育について書かれている。何故、一千年を越えるロ-マ時代が続いたのか、その一端が少し理解できる書物である。

電子情報通信工学科

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
入江満 夢をかなえるゾウ 水野敬也 【大学生全般:大学生活に慣れ、少し毎日が退屈になってきた人へ】大学生活を惰性で過ごしていませんか?自分探しをする手助けになるかもしれません。 一覧へ
生物と無生物のあいだ 福岡伸一 【理系学生】命の不思議を解明する理系人間の凄さを、そして生命の凄さを。生命観が変わるかもしれません。
暗号解読 : ロゼッタストーンから量子暗号まで サイモン?シン 【電子系学生】ディジタル情報の最先端技術「暗号化」と人類の歴史の関わりとは?教科書では触れられない技術の意義を垣間見ることができます。
草場光博 実感する化学 上下巻 A Project of the American Chemical Society 地球環境、エネルギー、薬物、遺伝子組み替えなど、我々の身近な話題について化学の立場から述べられており、特に文科系の学生がこれらの話題について学ぶのに最適な本です。

情報システム工学科

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
宇佐美清章 仕事文の書き方 高橋昭男 レポートや論文で必要とされる、正確でわかりやすい文章を書くためのポイントが書かれています。 一覧へ
近江和生 ボローニャの大実験 : 都市 (まち) を創る市民力 星野まりこ この本の帯書にあるように、今の日本が抱えている様々な問題を、イタリアの中核都市ボローニャは解決しているか、読んで確かめてください
後藤彰彦 不都合な真実 : 切迫する地球温暖化、そして私たちにできること アル?ゴア 地球環境の危機を知り、将来のために、実践すべきことを考えたい。
杉村明彦 新訳ダンネマン大自然科学史(全13巻) ダンネマン 本書は、有史以後、近世に至る人間の知恵の進化を紹介した必読書であり、文系?理系の学生を問わず楽しんでもらえる。
前川佳徳 意識の進化とDNA 柳沢桂子 生命科学の専門書ではなく、若い男女の対話形式で人間とは何かを問う。著者の生き様に感動して欲しい。
一六世紀文化革命1?2 山本義隆 科学と呼ばれるものがなぜ17世紀西欧に出現したのかを論じる。著者に関心を。これ位は読破しよう。
平和の神学 : 1938-1965 パウル?ティリッヒ ドイツ(アメリカ亡命)の宗教哲学者の難しい本です。推薦者も翻訳に加わっています。チャレンジしてみて下さい。

建築?環境デザイン学科(環境デザイン学科)

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
足立祟 砂漠の知恵 : 砂漠の師父母の言行録 野村祐之編訳 4~5世紀キリスト教隠遁者たちの言行録。慌ただしい日々のなか遠い昔の人の言葉に耳を傾ける。 一覧へ
井上唯 デザインのデザイン 原研哉 「デザイン」について考え始めるきっかけになればと思います。
榊原和彦 都市環境デザインの仕事 鳴海邦碩, 都市環境デザイン会議関西ブロック 学生諸君に、「仕事」としての都市環境デザインの世界の広がりを知ってもらい、都市づくり?まちづくりへの関心?興味を高めてもらいたい。
大門敏彦 翻訳語成立事情 柳父章 「社会」「個人」「恋愛」などは幕末から明治につくられた新造語。意味の混在など矛盾した翻訳語の歴史を知ることは楽しい。
堤展子 眼の力 : 美を見抜く 戸田鍾之助, 戸田博 どのような分野でも想像力は必要であり、想像力を養うと言う事はどういう事かを考えさせる書籍だと思われる為である。
眼の力 : 夢の美術館 : 美を見抜く 戸田鍾之助, 戸田博

短期大学部

推薦教員 書名 著編者 推薦文 所在
青山一樹 クルマが先か?ヒコーキが先か? 岡部いさく 身近な乗り物を題材に、技術やアイデアが生まれた背景が分かりやすく紹介されています。 一覧へ
石井清 クルマの歴史を創った27人 広田民郎 本書は、クルマの歴史上非常に興味深い記事が沢山出ています。例えば、アメリカの最高級車フォードのリンカーンコンチネンタルとGMのキャデラックは同一人物によって作られた!など。
岩橋善久 三国志 (全8巻) 吉川英治 まず、活字になじんでほしいこと、そのためには、読み出すとやめられなく面白いこと、その点で、スケールも壮大で、個性豊かな登場人物も多く、目的にかなうのではないかと思われる。
丸山公雄 佃島ふたり書房 出久根達郎 古書店を取り巻く日常を平易な美しい日本語で活写したすぐれたエッセイである。